柏二番街商店街で落書きスペースを運営してきました!

報告者:横浜国立大学都市科学部建築学科1年 荒井 陸
【活動日時】2024年5月19日 11:45〜17:15
【活動場所】千葉県柏市 柏二番街商店街
【活動内容】落書きスペースの設営、運営。柏市民活動フェスタの各ブースへのヒアリング

こんにちは。
今回私たちは柏二番街商店街にお邪魔をし、「まちなかキャンパス」と称した落書きスペースを設営し、子供たちだけでなく、幅広い世代の方に参加をしていただきました。
この催しには高校生23名が参加しました。

今回は参加者の中で前半組(1班、2班)、後半組(3班、4班)に分かれ、上記のシフト表に沿って活動を行いました。

まずは前半組が今回の催し物の事務局から必要な木材などの用具を持ち出し、準備開始です!
今回お世話になりました、鈴木さん、佐藤さん、石戸さんの指示を聞き、スムーズな準備ができました。
設営が終わると、レクチャーです。

二番街の関係者の方々のお話を聞きつつ、当日の動きなども同時に確認をしました。


無事欠席者もなく全員が揃い、落書きに参加してくれる人を呼び込むために素敵なパネルを作成したり、自ら参加者にペンを渡しに行ったりするなど、積極的な様子が見られ、参加している方々もみなさん笑顔で参加し、お帰りになりました。
また落書きスペースの運営の傍、事前に希望した分野に関連した、柏市民活動フェスタに参加されている市民団体の皆様へのヒアリング調査をしました。これは柏二番街商店会の方々からのタスクとして課され、今回集めた調査結果は今後どのようにして街を作っていくべきかを考えていく目的で使用するそうです。

みなさん熱心にヒアリングを行い、商店会にとってだけでなく、当プログラムの参加者当人にとっても利益になったのではないでしょうか。

最後に後半組が解体をし、そのままレクチャーです。

ここでは、「アーケードの寿命は60年であり、すでに二番街商店街のアーケードはすでに30年が経過し、今まさに折り返し地点に立っている。ここを節目にして今後世代交代もしつつ、どうしていくべきかを考えていく必要がある。その一環で、商店街をただ買い物をするだけの場所にとどめず、いかにして滞留してもらえる場所にできるかが鍵となってきて、そのために演劇、恐竜、シャッターの白塗りなど、現在実験をしながら今後どうすればいいか議論しているところだ。」というお話を聞きました。また、このような取り組みは、いざ自分たちでやると、道路使用許可をもらうために行政や警察に連絡を取ったり、その他の点においても裏で忙しく動いたりしなくてはならないということも聞きました。

参加した学生からは、

・まちのつくり方や生涯学習・活動の示し方があることを知ることができたので、参加して本当によかったと思う。自分の考えがアップデートされた気がした。

・柏市内の活動団体の多さに気づき、それぞれが目的を持っていて同じ考えの人が集まっていることがすごいと思いました。団体の目的を果たすためにはどんな事をしているのか、どんな事をするべきなのかをそれぞれの団体が明確にあり、私も高校で団体を作るときには参考にしたいことが多くありました。

といった感想が寄せられました。

柏二番街商店街は私の地元ですが、一日およそ4万人が往来するという、地方都市にしては非常に珍しい賑わいぶりです。それは今回お会いした石戸さん、鈴木さん、佐藤さんをはじめとした関係者の皆さんの尽力があってこそ成り立っています。しかし、そのような尽力があっても、今後は見通せない状況が続いています。二番街商店街では少しでも意見や感想があればいつでも受け付けているようですので、今後の二番街のためにもぜひアイデアをお伝えください。

最後に、完成した落書きボードの全体像をご覧ください。