教育関係者懇談会―総合の授業を“社会化”するノウハウ

教育関係者懇談会―総合の授業を“社会化”するノウハウ

学習指導要領では「持続可能な社会の創り手」育成を理念として掲げており、地域や国際社会と連携し課題解決に貢献する役割、すなわち学校の“社会化”が求められています。しかしながらその核となる小中学校の総合的な学習や高校の総合的な探究の時間をどう組立て、学校外の組織や人とどう繋がっていくのか、多くの学校ではまだそのノウハウが確立されているとは言えません。

そこで本プログラムは、総合学習や探究活動の場で論点となっている「総合的な探究の時間をデザインする」「社会課題解決に貢献する探究活動とは」「探究活動の効果をどう評価するか」の3つについて短い話題提供を聴いたうえで、4~5人のグループに分かれ、総合の授業を“社会化”するノウハウなどについて、異なる主体間で広く意見交換することを目的とします。

参加対象は小学校、中学校、高校の教員のみならず、大学教員やNPOや企業など、探究活動に関わるすべての主体です。グループワークは異なる主体で編成し、討議内容をスプレッドシートに書き込み、リアルタイムで共有することにしたいと思います。

1.日 時
2025年1月13 日(祝・月)10:15~12:00(受付 9:30~)

 2.場 所
立教大学池袋キャンパス14号館4階D402教室(受付は5階を予定)

3.プログラム

10:15~10:20 趣旨説明
10:20~10:50 【セッション1】総合的な探究の時間をデザインする
①国際バカロレア認定校のカリキュラムデザイン 佐々木優介(さいたま市立大宮国際中等教育学校IB研究部長)
②外部専門家の活用方法-カリキュラムに対応した探究活動支援 中口毅博(インカレSDGsプロジェクト運営事務局、芝浦工業大学名誉教授)
③グループワーク
10:50~11:20 【セッション2】社会課題解決に貢献する探究活動とは
①生徒の興味を社会課題と結びつける方法 中口毅博(インカレSDGsプロジェクト運営事務局)
②課題解決に貢献した事例―受け入れ側の評価 受け入れ団体の一言リレートーク
③グループワーク
11:20~11:50 【セッション3】探究活動の効果をどう評価するか
①評価の視点-3観点評価と社会的インパクト評価 小玉敏也(麻布大学教授)
②大学入試における評価と高大接続 二ノ宮リムさち(立教大学教授)
③グループワーク
11:50~12:00 まとめー各グループの討議内容から

【参考】インカレSDGsプロジェクト協議会 12:00~12:55

同じ教室で開かれ、構成員でなくてもどなたでも参加できます。
協議会の規約について協議するとともに、学校関係者、研究者、企業や市民団体などが昼食を取りながらざっくばらんに話をする場としたいと思います。対面とオンラインのハイブリッドで行います。なお、昼食はご自身で持参して下さい。
インカレSDGsプロジェクト:異世代・地域・学校連携型で個別最適な学びと協働的な学びを同時に実現するSDGs達成活動を行うもので、課題研究支援活動、合同実習・合同授業、合同実践ワークショップ、フォローアップを行っています。