8月8日(木)~ 9日(金)の1泊2日で、首都圏ハイテク・防災ツアーを実施しました。このツアーの目的は、「新技術や防災をはじめとするSDGs解決策の最新動向について学ぶ」「他校の中高生・大学生との協働活動を通じて会話力・協働力を高める」といたもので、東京駅免震構造ビル、麻布台ヒルズの防災対策、対規模商業施設ウニクス伊奈の開発経緯見学、茨城県境町の自動運転バス・ドローン配送見学、防災地下神殿、利根運河、流山おおたかの森駅前周辺見学を行いました。筑波大学付属坂戸高等学校、大宮国際中等教育学校、中央大学附属高等学校、東洋大学の生徒・学生12名と、大宮国際中等教育学校の教員、運営事務局の14名が参加しました。
8月8日(木)10時に東京郵便局に集合し、まず東京駅や東京郵便局の免震構造ビルを見学しました。

11時からは森ビルの職員の方の案内で「麻布台ヒルズ」の開発経緯や構造、発災時の避難民受け入れなどについての説明を聞き、防災倉庫を見学し、各自昼食を取りました。
電車を乗り継いで東京駅に戻り、大宮から新交通システムに乗り、16時から ウニクス伊奈を開発したピーアンドディーコンサルティングを見学し、スーパーで夕飯の買い出しをしました。


宿泊は埼玉県民活動総合センターで、振り返りのミーティングや交流をしました。キャリアコンサルタントの資格を持つ川田さん(久喜市役所)も駆けつけてくれました。


8月9日(金)は貸切バスで移動です。8時に県民活動総合センターを出発し、道の駅さかいに9時に着きました。茨城県境町 が運営する自動運転バスに試乗し、荷物を運ぶためのドローンについての説明を聞き操縦体験をしました。


道の駅さかいでの昼食の後バスで移動、13時より春日部市にある首都圏外郭放水路の防災地下神殿を見学しました。

14:30から利根運河のそばにある利根運河交流館でNPOの方の話を聴き、国土交通省江戸川河川事務所運河出張所での河川監視モニターをみました。


16時ごろ流山おおたかの森駅に着き、駅周辺のショッピングセンターを見学し、17時過ぎに流山おおたかの森駅で解散しました。

参加者からは、以下のような感想が寄せられました。
「麻布台ヒルズもウニクス伊奈も、食べ物の備蓄がたくさんあって驚いた。あれだけの備蓄を用意するためには、かなりの負担がかかるのだろうなと思った。また、ある程度儲かっている企業しかできないだろうなと思った。」「東京駅では、昔の建物をそのままにして建設する方法があり、これでも災害対策ができると知った。」「2日目に行ったところはほとんどが、今の社会の課題解決に向かっているなと思った。例えば、自動運転バスは少子高齢化、人口減少、地下神殿は地球温暖化による豪雨など」「街が形成されていく流れや住む人々のことを考えたまちづくりが行われていることを知ることができ、とてもいい経験になりました。また、ショッピングセンターの管理人の方や利根運河の周辺で水位を監視したり利根川の魅力を伝える活動をする方、npoの方などさまざまな仕事をする人たちがいるおかげで私たちの生活や社会が成り立っているのだということを、当たり前だけれど改めて実感することができました。」「境町では、町長の行動に移す力と成功力に驚かされた。自動運転バスやふるさと納税などを通して街を活性化させていて、新しいことにチャレンジすることで開けた道だなと思った。」「このような機会をいただきありがとうございました。何から何まで丁寧に説明してくださり、質問があればわかりやすく答えて下さってとても嬉しかったです。特に自動運転バスとドローンはとても心に残っています。他校の生徒さんとも関わることができてよかったです。」

