6/3(土)企業見学の一環で芝浦工大生を連れて、ウエルネストホームさんのモデルハウスに行ってきました。この日は社長の早田さん直々に案内と解説をしていただきました。
ウエルネストホームさんは、ドイツ並みの高気密・高断熱住宅を建設・販売する新進気鋭の住宅メーカーです。見学したのは東京都小金井市にある幹線道路沿いに建てられた木造2階建て住宅です。厚い断熱材や高性能の窓・サッシを導入しているのはもちろん、空調設備など独自の工夫を施しています。換気や冷暖房は室内温度や湿度を測定して自動的にされるので、人がスイッチのオンオフをする必要がありません。まずエネルギーを削減し(75%削減を実現)、その上で再生可能エネルギーを利用するという考え方です。太陽光発電+蓄電池+空調設備の自動制御システムを導入しており、従来の家が1年でCO2を一般住宅で4トン排出するところを、なんと200kgから300kg程度まで削減できます。
部屋の間の温度差をなくすことでヒートショックよる死亡事故なども防ぐことができます。また、原発2基分も電力を消費しているトイレの便座を温める必要もありません。
また、表道路の車が多いにも関わらず、窓を閉めると外の音が聞こえません。
参加した学生からは「断熱にお金をかけることで設備にお金をかけるよりも将来的にコストを削減し、同時に環境に配慮した家になることがわかった」「一から会社を立ち上げ、社会に資産(ストック)を残し、未来の子ども達につないでいこうという早田さんの話を聞いて、将来へのやる気がでたし、こういった所でバイトして経験を積んでみたいと思った」「ただ金儲けをしたいのではなく、本当に将来の日本のことを考えて今後どうしていくべきなのかの熱い思いが伝わった」といった感想が寄せられました。